みけへ

みけとは25歳の時に出会いました。
当時住んでいた、マンションの玄関前の畑で、遊んでいました。

にゃ~と声をかけたら、寄ってきたので、お腹が空いていると思い
自宅の6Fに急いで駆け上がり、猫が食べそうなものを持って降りて行きました。
まだ、みけはそこにいたので玄関前で声をかけると、寄ってきて食べました。

その後、マンションに入って行こうとするとついてくるので、どこまでついてくるのかなと
思って好奇心でエレベーターに乗ろうとしたら一緒に乗ってきました。
エレベーターを降りて、左に歩くと玄関です。
玄関を開けたら、一瞬、怪訝そうにしましたが、部屋に入りました。
そのあとは、部屋中を歩き回り、泣いていたので、外に出そうかなと思いましたが
私がもう大好きになり離したくなくなりました。
2.3日は落ち着かない様子でしたが、その後は前からいたような飼い猫になりました。

その後、尿結石が出て、死に際にあったり、地震にあったりして、17年一緒に過ごしてきました。

2016.12.2でした。
食欲がなく、元気もないのでかかりつけのオアシス動物病院の石田先生に連れて行きました。
老衰だろうとの診断を受け、皮下点滴を打ってらいました。
また、3日後に来てくださいとの先生の診断で、3日後に行きました。
触診で先生が何か見つけたようです。
リンパ腫ができているようなので、細胞診で見てみようということになり
穿刺しました。
診断は、リンパ腫で間違いありませんでした。

この病気の余命は短いと知っていました。(2W~ひと月)

毎日、気分が悪い状態で過ごさせたくなかったので、対症療法をしました。
吐き気止めを飲ませたり、皮下点滴をして水分を補給したり、、、、

だんだんと元気はなくなり、大好きなベッドの上にも自分で上がれなくなり、おむつをはめての生活になりました。
日向ぼっこが好きだったので、家にいる時は、窓から入る日差しの中に抱っこして日向ぼっこしてました。

それから、18日後の20日
朝、目覚めるといつも頭の上にいるみけが私の右わき腹の近くまで来てました。
きついのかなと思い、枕元のいつもの場所に戻してあげました。

そしたら、突然、なお~んと泣きました。
私は、なぜかお別れだと悟りました。
すぐにみけを抱き上げ、私の腕の中で抱っこしました。
瞳孔が開いてきて、口も半開きになり、今まで一緒にいてくれてありがとう、
心配もかけてごめんね、みけと会えてよかったと声をかけました。
3回、ゆっくりと深呼吸をしなから、ゆっくりと苦しまずに旅立ちました。
私が起きるのを待っていたのでしょうか?
私の性格を知っていたのでしょうか?
私の腕の中で看取ることができました。

記憶は薄れて行くものです。
でも、この記憶は忘れたくないという思いで、書き記しました。
あれから、4年が経ちました。
元気にしてるかな、みけ。