悲しい事や苦しい事を経験している人ほど、人に優しくなれる。

離婚を経験しているから結婚の大事さがわかる。

貧乏を経験したことがあるからお金のありがたみがわかる。

病気を経験しているから健康の大事さがわかる。

辛い事があったらからこそ、大事なものが見えてきます。
当たり前が当たり前にできないことを実感させられます。

私も母親が亡くなるまで、母の存在の大きさを実感していなかったです。
失って気付いても遅いのですが、母から教わったことを思い出しながら生きています。

先日、お客様がお母様と喧嘩して、家を出て一人暮らしを始めようと思っているという相談がありました。
(結婚相談所ですが、色々な事をお話してくださいます)

私はその女性に言いました。
「母親と喧嘩できるなんて幸せだね」って
「え~なんでですか?ホントに口うるさいんですよ」て言っていたので言いました。

親は子供の年が30になっても40になっても子供は子供なんです。
心配はするのは当たり前。
心配してくれるなんて、有り難い大きな存在がいる事に感謝しないといけないよと伝えました。
二階の自分の部屋で私と話していて、下にお母さんがいるとの事。
すぐに、言い過ぎたことを謝り、ここで一緒に暮らしたいと言いなさいと言い、電話を切りました。

30分後、泣きながら電話がありました。
言い過ぎたことを謝り、お母さんありがとうって言ったら、お母さんが泣き出したそうです。

いいな~~~~

親子では、言い過ぎたことや間違った伝え方をしても、修復は可能ですが
恋愛はそうは行きません。

だから、人に優しく出来るようになってほしいと思うのです。
人生経験があるので、相手をそのまま受け止めることは難しいと思いますが
違う価値観なら違う価値観として認めれるようになれば、自分の機嫌が悪くなったり
無愛想になったりすることはしないと思います。

親の価値観、お付き合いしている方の価値観、全てを受け入れてほしいと思っているわけではなく
自分自身の見方が変われば、見えていたものが変わって見えてくるということをお伝えしたいのです。

年齢を重ねると固定観念が出てきます。
ただ、人をプロフィールだけで判断せずに、直にお会いして頂くことが
自分の人生経験にも役立つと、私は常々、思います。(#^.^#)