ファミコンって知っていますか?
突然ですが、「ファミコン」と聞いて何を創造しますか。
我々40年代や50年代なら迷わず、
任天堂のファミリーコンピューターと答えると思います。
今回は、
「ファミコン」=ファミリーコンプレックス
家族が好きすぎて離れられない症候群と、婚活について話したいと思います。
家族が大好き。だから結婚なんていらない…?
先日、カウンセリングに来られた女性の話です。
家族がとにかく好きで、楽しい時も悲しい時も家族がいれば満たされるんです。
映画を見に行こうと思ったら、お姉ちゃんがいる。
旅行に行こうと思ったら、妹がいる。
何をするにしても家族で完結できてしまうので、
別に他の人が必要と思えない。
もし結婚しても、実家の近くに住みたい。
なんなら、結婚後は、できることなら実家に一緒に住んで欲しい。
とにかく家族から離れたくない。
その女性が自ら言われてたのですが、「ファミコン(ファミリーコンプレックス)」と言うんだそうです。
※初めて聞きました(^^;
家族が好きなこと自体は問題なく、
実際「家族が大好きです」と話しつつ、婚活を頑張って、
よきパートナーとめぐり会い、今度は自分の新しい家族に愛情をたっぷり注ぎ、
いいご家庭を作られる方もいらっしゃいます。
しかし、
結婚してからも実家との時間を大事にしたい、
実家のそばに住みたい、あわよくば自分の実家に来てほしい・・・
という条件がついてくると、結婚には大きな足かせとなります。
ざっくり言うと、母親と娘の共依存。
お互いに必要とし合っている仲の良い関係ではあるが、自立できず、
パートナーができそうになっても母親の言葉がよぎって別れてしまう。
その関係がために娘は婚期を逃す。
また別の話で、過去にあったことを思い出しました。
父と娘の二人暮らし。
その娘が一度婚活を頑張ろうと当結婚相談所のカウンセリングを受け、
いよいよスタートしようとした矢先に、
「婚活できなくなりました。」の一声。
理由を尋ねると、
父に婚活を始めると伝えると、「結婚したら俺の面倒をだれが見るんだ」と一喝された。
その言葉に、娘は自分の婚活をすんなり諦めてしまった。
これはこれで深刻な依存関係。
親子関係で婚期を逃す。
その逆に、
娘が親に依存しているパターンもあります。
以前聞いた話ですが、ある男性が離婚した理由。
「結婚した当初は、若くてお互いにお金がなかったので、マスオさんの様に、
妻の実家に住まわせてもらいました。
実家近くは親戚が多く、いつも気を遣い、居場所がない感じでした。
やっとの思いでお金をため、マンションを借りることが出来、妻と二人で生活が始まりました。
しかし、
実家が大好き過ぎた妻が、実家での暮らしに戻りたい、親の元に戻りたいと毎日のように言うようになり、
結果、離婚することになりました。」
完全に実家に依存していた、はっきりいうと大人になれてなかった女性。
結婚はできたものの、長続きしなかった。
まとめ 親は先にいなくなる。その時途方に暮れないために
リアルな話、順番を考えるといずれ親は先にいなくなります。
ぽつんと一人残された自分を想像した時に、
「どうなるんだろう」と恐ろしくなる人はいるはずです。
親の立場としては、
将来自分の娘に寂しい思いをさせたくない。
と思うのが自然なのではないか。
しかし、
親が子に依存している場合、
娘が結婚したら自分が寂しくなることを先に考えるから、
口では娘の幸せを考えてはいると言うものの、自分の居場所を優先しているのかもしれない。
そして子の側も、時に干渉をうるさく思いながらもあれこれしてもらえる実家が居心地良いので、
なんだかんだ言いながら甘え続ける日々を過ごす。
親が子を、子が親を大切に思う気持ちは自然なことです。
でも、幸せを願うなら、自分(親)が生きてる時に娘の家族を見ることも
先ゆくものとして安心して任せられるのではないでしょうか?