結婚する気持ちがなかったのに幸せを掴んだ女性

きっかけ

「私は結婚することは一生ないと思います」といつも口癖にように言っていた先輩看護師。

看護師の免許を取得し、同じ職場に25年勤めました。

定年まで勤め続けるつもりでしたが、病院の経営者の世代交代が行われました。

看護師長として重要な役割を担ってきた彼女。

院長先生とは二人三脚で病院を運営してきた彼女。

経営会議、看護会議、会計会議など重要な会議には必ず彼女の発言が重要視されてきました。

突然、変革が行われました。

院長先生が急に認知症を発症し、娘さんに病院を譲りました。

院長になった娘さんより異動依頼を受けたところは、彼女が全く知らない世界の老健施設でした。

多分、これは退職のタイミングだと思い、1週間悩んだ末、退職届を出し25年の看護師人生にピリオドです。

少しゆっくりするねと連絡が来て、家の中の片づけをしたり、今まで会えなかった友人と会ったり違う仕事をしてみたいと

回転焼きのお店にバイトに行ったりと違う世界を見ることが楽しかったようです。

2年程、ゆっくり過ごされた時。

突然、知り合いの仲人さんより「お城みたいな家に住んでいる67歳の男性がいるんだけど誰かいない?」と

紹介がありました。

1000坪の家にお手伝いさんが二人いて、見たこともないお屋敷だそう。

敷居が高すぎて、誰でも紹介はできないとの相談でした。

先輩に話してみました。

「先輩、結婚願望ないって知っていたんですけれど、先輩にどうしてもみてもらいたくて・・・」

「プロフィール見るだけならいいし、あなたの紹介ならお付き合いでお見合いしてもいいよ」との回答。

プロフィールを見てもらったら、会ってみようかしら?と想像していたのと違う答えがありビックリしましたが

お見合いが成立しました。

一度目のデートで食事の後に家を見に行ったそうです。

もう、呆気に取られるくらい豪華な家でした。

家の内容を2時間くらい聞きましたが、それでも会話は止まらず、私も初めて「セレブ」という言葉が思い浮かびました。

67歳なのに現役の経営者である男性は、57歳にしか見えない程、フットワークが軽く、清潔感もあり紳士的な大人の男性でした。

とにかく若いし、知識は豊富だし、お見合いの翌日から毎日2時間ほど世間話をする仲になりました。

あっという間に二か月で結納の日が決まってしまいました。

現役時代から男性からのアプローチはたくさんありました。

でも、仕事以外に興味をもてない彼女は、お付き合いまでは行くけれど結婚まで考える余裕はありませんでした。

私が憧れるくらいの男性からのアプローチで当時嫉妬を感じたくらいでした!(^^)!

でも、人柄も仕事も完璧でしたのでとても尊敬していました。

特に看護師仲間に対する姿勢は母親?身内?と言っていいくらい平等に接してくれて本当に温かい心を持った女性です。

言っていました。

人生ってわからないものね。

あなたがこの話を持ってこなかったら私は一生一人だったと思う。

また、こんなに人を好きになる気持ちも初めてでまるで20代に戻ったように恋愛を楽しめている、ありがとうと言われました。

今日も電話したら、これから彼と電話で話す約束をしているから切るねと電話を切られました。

本当におめでとうございます。

結婚相談所の仲間と仲良くしていて良かったです!(^^)!
今、一番、忙しい日々を送っていると思いますが、落ち着いたら1000坪の家にお邪魔したいと思います。