【Vol.38】56歳初婚の女性と67歳再婚の男性ご成婚
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2023,11,21更新

「結婚」についての考え

今回は私の先輩にあたる方とのエピソードです。

看護師の免許を取得し、同じ職場に25年勤めた先輩。
彼女は「結婚することは一生ないと思います」といつも口癖にように言っていました。

きっかけ

看護師長として重要な役割を担ってきた彼女は院長先生と二人三脚で病院を運営し「経営会議」「看護会議」「会計会議」など重要な会議には必ず彼女の発言が重要視されてきました。
もちろん彼女は”定年まで勤め続ける”つもりでしたが、”転機”となる突然の病院の経営者の世代交代が行われました。

院長先生が急に認知症を発症し、娘さんに病院を譲ることに。
院長になった娘さんより異動依頼を受けたところは、彼女が全く知らない世界の老健施設でした。
多分、これは退職のタイミングだと思い、1週間悩んだ末、退職届を出し25年の看護師人生にピリオドです。

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2度目の転機

約2年程、ゆっくりした時間を過ごし、家の中の片づけや、今まで会えなかった友人と会ったり、経験ないアルバイトをしてみたり、いままでとは違う世界を見て楽しく過ごしました。

そんな中、知り合いの仲人さんより”男性”のお話を聞きました。
お話を聞いてみると1000坪の家にお手伝いさんが二人いて、見たこともないお屋敷に住まわれている67歳の男性だそうです。
敷居が高すぎて、誰でもは紹介はできないとの相談でした。

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縁づくりと縁むすび

看護師の先輩に話してみました。
「先輩、結婚願望ないって知っていたんですけれど、先輩にどうしてもみてもらいたくて・・・」
「プロフィール見るだけならいいし、あなたの紹介ならお付き合いでお見合いしてもいいよ」との回答。

プロフィールを見てもらったら、会ってみようかしら?と想像していたのと違う答えがありビックリしましたが、お見合いが成立しました。
一度目のデートで食事の後に家を見に行ったそうです。
もう、呆気に取られるくらい豪華な家でした。
家の内容を2時間くらい聞きましたが、それでも会話は止まらず、私も初めて「セレブ」という言葉が思い浮かびました。
67歳なのに現役の経営者である男性は、57歳にしか見えない程、フットワークが軽く、清潔感もあり紳士的な大人の男性でした。
とにかく若いし、知識は豊富だし、お見合いの翌日から毎日2時間ほど世間話をする仲になりました。

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結納

あっという間の二か月で結納の日が決まってしまいました。

現役時代から男性からのアプローチはたくさんありましたが、仕事以外に興味をもてない彼女は、お付き合いまでは行くけれど結婚まで考える余裕はありませんでした。
私が憧れるくらいの男性からのアプローチで当時嫉妬を感じたくらい!(^^)!でしたが、人柄も仕事も完璧でしたのでとても尊敬していました。

特に看護師仲間に対する姿勢は母親?身内?と言っていいくらい平等に接してくれて本当に温かい心を持った女性です。

「人生ってわからないものね。あなたがこの話を持ってこなかったら私は一生一人だったと思う。また、こんなに人を好きになる気持ちも初めてでまるで20代に戻ったように恋愛を楽しめている、ありがとう」
との言葉をいただき、私も本当に嬉しく思っています。
今、一番、忙しい日々を送っていると思いますが、落ち着いたらお家にお邪魔したいと思います。

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